健康食品の最低ロットの注意点②

前回、最低ロットについて気を付けるべき点について、
①オリジナル商品の最小ロットなのか。
それとも
②既存バルクを利用した商品の最小ロットなのか。
を確認する必要があるとお伝えしました。

今回はもう一つ、気を付けるべき点をお伝えします。

例1)
・Aパターン(通常ロット)
1,000袋×300円/袋

・Bパターン(最低ロット)
100袋×3,000円/袋

上記のパターンを見てお気づきの方もいらっしゃるかと思います。
そうです。
製造ロットが少なくても(Bパターン)、
単価が高く設定されており、
費用的に通常ロット(Aパターン)と変わらない
というケースがよくあります。

もちろん、ロットが大きくなれば単価が安くなり、
ロットが小さくなれば単価が高くなるというのは、
どのような商品を製品化する場合でもあることです。

しかしながら、最低ロットが「100袋」という部分だけに
意識がいってしまい単価のことをケアできていないと
同じ費用を払って結果的に損をする(少ない製品を買う)。
という可能性もあるのです。

また以下の点にも気を付けていただきたいです。

・1袋当たりの内容量

仮に最低ロットが100袋の場合でも
100袋に60粒入なのか。→バルクの製造数として6,000粒
100袋に180粒入なのか。→バルクの製造数として18,000粒
によっても大きく差があります。
内容量が3倍ということは製品原価の単価も2~4倍近くになる可能性があります。
製品数が少なくてもコストが高くなり、思っている以上に費用がかかる。
なんてこともあり得るでしょう。

そのようなことにならないためにも、
製造ロットおよび費用(コスト)の関連性について
しっかりと学んでおく必要があります。

それでは次回、健康食品(錠剤、ハードカプセル、ソフトカプセル、ドリンク、顆粒)及び
各種包装形態の最低ロット・最小ロットについて紹介していきます。
もちろん、製造ロットだけでなく、費用についても併せてご紹介していきます。