健康食品の最低ロットと費用①

前回、最低ロット・最小ロットについて、
いくら少数から製造することが可能でも、
価格が高くては意味がないという話をさせていただきました。
(AパターンでもBパターンでも総費用は同じ、少ない分Bの方が損)

例1)
・Aパターン(通常ロット)
1,,000袋×300円/袋

・Bパターン(最低ロット)
100袋×3,000円/袋

・1袋当たりの内容量
仮に最低ロットが100袋の場合でも
100袋に60粒入なのか。→バルクの製造数として6,000粒
100袋に180粒入なのか。→バルクの製造数として18,000粒
によっても大きく差があります。

様々なサイトで小ロットから製造可、最低ロット〇〇〇袋といった
表現や謡っている広告やホームページをよく見ますが、
小ロットといいながら標準的なロットであったり、
最低ロットが100袋といいながら単価が高かったり。
もちろん、小ロットで単価も安いということはありませんが、
良識の範囲内での価格で小ロットで生産してもらいたいところです。

そこでけんしょくインフォでは、
①標準ロットと製造費用
②最低ロットと製造費用
③経済ロットと製造費用
について紹介していきたいと思います。

①標準ロット:ほとんどのメーカーで対応できるロット(メーカーとしてある程度利益が出る、製造数として多くもなく少なくもなく→単価としてはそこそこ)
②経済ロット:1日に製造可能なロット(メーカーとして一番利益が出やすい、製造数は多い→単価としては安い)
③最低ロット:メーカーとしてあまり利益が出にくいため、単価が高くなる傾向にある

またここでご紹介するのは完全オリジナル商品を製造した場合の話です。
既に存在するバルクを利用して包装形態だけオリジナルという仕様ではありません。
バルク(打錠、ハードカプセル、ソフトカプセル、顆粒、ドリンク)を
オリジナル(処方から企画検討)で製造した際の内容となります。
 
それでは次回から製造ロットと製造費用について
ご紹介していきます。